Amazonのほしいものリストで誕生日プレゼントをいただきました!
2017年9月22日。わたしは23歳の誕生日を迎えました。
まずは、たくさんの方々にお祝いしていただいたことを感謝します。
ありがとうございました!!
今回はじめて、TwitterのTLにアマゾンの欲しいものリストなるものを公開してみました。以前から某神山六人氏のところに男の娘用白スク水とか色々なものが届いているのをTLで観測していたので、なんだかワクワクすることが起こりそうな予感!面白いもの届いたりしないだろうか!工事現場にありそうな赤いコーンとか!と思って公開した次第です。
というわけで今回は、いただいたものをレビューして参ります!!!
【9月19日】
神山六人さん(@1236_dominion)から、HiGH & LOW THE MOVIEのDVDが届きました!
ほしいものリストに入れた記憶がない。
しかも、「女を必要以上に苦しめるやつは許さない」と一言コメント付きで届きました。どういうことだってばよ。これ正確には「執拗に」だよね?必要あれば苦しめていいとかそういうんじゃないよね?今ならわかる…Rocky…
結論としては、人を沼にはめるためには円盤を送るのが最短にして最適な解だということがわかりました。これが最近TLで見る噂のハイロー…と思い、まずは再生。(詳しくはハッシュタグ#ハイローザム初見実況)
村山さんに…出会ってしまった…(感涙)
その後ザム2を映画館に観に行き、やっぱり村山さんだわうん。となり、シーズン1,2、レッレを経て、ザム3は公開日より前に見に行くことに。結果、偶然隣に座っていた方と仲良くなって新たな沼にはめられかけているなど、わたしの人生を変えたと言っても過言ではないプレゼントでした。
いくぞてめぇら〜!!!
【9月22日】
カッパさん(@kappakei)からのプレゼントが届きました!
①きみを嫌いな奴はクズだよ(木下龍也)
タイトル見た瞬間からほぼ一目惚れだったんですよね、この本。安田短歌で短歌の世界を知ったものの、まともに短歌の本なんて買って読んだことなかったわたしのところに届いた最エモプレゼントでした。
木下さんの短歌は、言葉で鋭く抉ってくる感じがして好きです。でも不思議と痛くないんだよね。あと言葉遊びも面白くて大好き。黒柳徹子とか六階堂ふみふみふみとか好きすぎる。
あと恋の歌も素敵。
②キャラの思考法(さやわか)
感想ブログを書いている今、実はこの本が手元にありません。あまりにも面白かったので読み終わった次の日に友達に貸してしまったからです。笑
さやわかさんは本当に守備範囲広すぎだし考察も丁寧だし一体何者…と思う、と同時にすごく憧れる。この本も、半分くらいのトピックは触れたことがなくて全然分からなかった。でも、コンテンツを知らなくてもぐいぐい読ませる本だし、あとからそのコンテンツを追いたくなる。そういう文章が書ける人って本当にすごいと思う。
読む前から一番気になっていたのは「打ち上げ花火、下から見るか横から見るか」の章。映画を見た直後だったというのもあり、また岩井俊二が最近気になっていたので。
この章が書かれていたときにはまだアニメ映画化が決まっておらず、出版ののちにアニメ映画化再リメイクが発表され、原作を知らずにアニメ版だけを見た状態でこの章を読むという体験がなかなかに面白かったです。さやわかさんの先見の明…!
やくしまるえつこの「相対性理論」論も一読の価値があります。音楽がずっと好きで、でも「キャラ」という視点で眺めたことがなかった。これを機にサブカル論に色々触れていきたいところです!
③ペンケース
にゃんこ!!!!もふい!!!!!ぷにぷに!!!!!手触り!!!!!!!!
意外とたくさん入ります。このシリーズ、札幌では大通のジュンク堂1階でも見かけたんですが、ちょうど猫だけなかった。何がいいって、ペンケースってだいたい内側汚れるじゃないですか(横着なので鉛筆をキャップしないまま入れたりする人)、これカパッとひっくり返して丸洗いできるんですよね…神…
このシリーズ他にもいろんな製品あるので気になったら見てみてね。個人的には付箋ケースが気になってる。付箋ってペンケースにそのまま入れるとバラバラになるし汚くなるよね(横着)
↓
SMART FIT PuniLabo|製品情報|株式会社リヒトラブ
④ミートボールマシン
ほしいものリストに入れた記憶がない。(2回目)
わたしスプラッタもホラーもめちゃくちゃ苦手なんですよね…でも高橋一生だし…20代の高橋一生が拝めるし…高橋一生だし…でも怖い…血が出るの苦手…こわい…うう…(涙)
と思って!ビビって!実はまだ見てません!本当に、ほんっとうにごめんなさい!!!!!!!!(T_T)
20代の高橋一生を拝みたいがゆえにめちゃくちゃ見たいんですが…一人で見れる自信がないんです…誰か一緒に見てください…スプラッタ映画でビビり泣き叫びクッションの影に隠れるラテさんというネタにしてもかまわないので(泣)
「思考停止用に」とのコメント付きでいただきました。カッパさん、わたしのことをよくわかってくださっている…思考止まらないときよくあるからね…
そして、なにこれ…めっちゃ楽しい…
ハンドスピナー回したことなかった時代のわたしは、回るだけでしょ?何が楽しいの?(ドヤァ)って感じだったのですが、ハンドスピナーを回してしまったわたしはハンドスピナーを回していないわたしにはもう戻れない。遠心力という新たな快楽。地球の力をいまわたしは手にしている…(大げさ)
Twitterしながらハンドスピナーを回す快感は最高です。(多分思考止まってない)
というわけで、カッパさん、本当に感謝です!「ほしいものリストの混沌と欲望が足りない」とのコメントをいただきまして、2018年はさらに混沌と欲望を増した日々を送っていく決意を新たにしています。(?)
また、匿名で、キャラクター精神分析(斎藤環)もいただきました。
サブカル好きで心理学をやっているわたしは絶対に斎藤環を読むべきなのですが、なぜか今まで一冊も読んでなかったんですよね…勉強せねば…というわけで、とても読みたかった一冊を送っていただきました。
それにしても斎藤環氏も、守備範囲広いし、本としてもめちゃくちゃおもしろいし、憧れが止まらない…
あずまんのデータベース論に関する考察が面白かったです。戦闘美少女の精神分析も合わせて読まねば!一冊読むとその人の他の本入りやすくなりますよね。ありがとうございます!
それから、匿名希望(誰が送ってきたかは知ってる)に大量のじゃがびーをもらいました。
でん
でん!!
じゃがびー好きなんですよね…たらふく食べられた…ありがとう…12個食べても飽きないよね…うすしおも好きだけどじゃがバターも好きです。
【9月23日】
朝ちゃん(@asahisa22)からプレゼントが届きました!
①iPhoneケース!
前のケースが壊れて大変なことになってたのでありがたすぎて泣きました。超絶怒涛の可愛さじゃないですか…この色合い、好みにドンピシャすぎる。
スマホケースは手帳型原理主義なんですよね。前まですぐ落として画面を割っていたのですが、手帳型にしたら割れなくなった!あと学生証とか電車のICカードが入る。
そしてこの子の優秀なところは、
・ストラップ付きだからさらに落としにくい
・鏡がある!ちょっと化粧直ししたりするのに便利
・内側ポケットがある。ここにリスのように映画の半券を溜める癖があります
とても活用させていただいてます!!
②Re:ゼロ1巻
リゼロ、アニメは完走しました!が!その続きがあると聞いて…ラノベ版のほうをいただきました。実はまだ2巻以降は読めていない!2018年はリゼロ最新刊まで追いつくのが目標の1つですね。
アニメでストーリーは知ってるものの、文章で読むと、細かい心情描写やキャラクターの様子がわかって面白い!文章だとさらにスバルの厨二感(?)が増して味わい深いですね…
スバルがウザい!ってリゼロさんざん言われてるみたいけど、「死に戻り」の絶望ループの中でそのウザさこそが生き抜くカギなのかもしれないと思うし、わたしはいわゆる「なろう系」はあまり押さえてないけれど異世界転生ものをメタに捉えている感じが面白いと思います。「ゼロから!」のくだりは号泣せざるをえないなぁ。2018年、おいつくぞ〜〜
それから、匿名の方から超絶かわいい折りたたみ傘をいただきました!
これね〜〜〜〜かわいいんですよ〜〜〜〜〜雨の日にサッとカバンからバナナ出てくるのやばくない?????
ただ、北海道今冬なので(道民ポリシーとして冬に傘はささない)使えずにいるのですが、雪が溶けたらまた全力活用させていただきます。
いつも折り畳み傘の袋なくすんだよね、っていう問題と、濡れたまま折り畳み傘持ち歩くの嫌だよね、っていう問題を解決してくれる圧倒的バナナ。
よく見るとロゴは「UM-BANANA」です。
【9月27日】
樋辻翠さん(@hituji_midori)に、PC用手首クッションをいただきました!
これフッカフカなんですよ…低反発で、自分の手首の形にちょうどよくフィットしてくれるので腕が全然疲れません。文章書くのが圧倒的に楽になりましたありがとうございます…作業に疲れたらこのクッションをひたすらぷにぷにする…(疲れている)
こちら裏面がすべり止め素材になっていて、最初シールをはがして机にペタッと貼れる仕様になっているんですが、気がついたら弟にブンブン振り回して遊ばれていてホコリついて机にはつかなくなりました。引っ越しでダンボールにいれたらさらにつかなくなった。作業場所が固定の方は最初に貼ったらあんまり動かさないことをおすすめします…
この子のお陰で安田短歌本の執筆がんばれました!修論もお世話になります〜〜〜!
というわけで、以上、みなさんからいただいたプレゼントのレビューでした!!
おかげさまで、思い出に残る楽しい誕生日になりました。
本当にありがとうございました!!!!!!!
来年はなんつーかもうちょい混沌と欲望を増した感じで生きていきます。
勝手に紅白歌合戦2017、フィナーレ
Latte's select、勝手に紅白歌合戦2017
その4、今回がフィナーレです!
(過去記事はこちら)
30.どうぶつビスケッツ×PPP / ようこそジャパリパークへ
もう本当に2017年の大名曲!ですよね!!
けもフレのアニメが最高of最高なことはもう大前提として、先日のFNS歌謡祭のどうぶつビスケッツ×PPP×欅坂46(全編動画なかった)これは素晴らしかった…
欅坂46には小池美波というペンギン大好きアイドルがいるのですが、ちゃっかりPPPに紛れてペンギンコスでこの曲を踊ってたんですよね。PPPという2次元世界のアイドルと、欅坂46という3次元世界のアイドルが同じペンギンのコスチュームを着て同じ曲を踊る…まさに2.5次元。年末大型歌番組が起こした2017年の奇跡。このコラボがいかに素晴らしいかはけもフレと欅両方の文脈を押さえてる人間にしか分からんだろうなぁ…と思うのです…幸せとはこのことなり…
2017年、好きなMVランキングぶっちぎりの1位。
まず冒頭からツッコミが止まらない。あのさぁバンド組んだらギャラ4分の1だよ?いいの????(ちなみにFRIENDSのMVでバンドざまぁみろって言われてる対象がヤバTなの最高。)
そして音楽がやたらカッコイイ。日本語ロックの王道パターンを研究しつくして攻めてる。ベースもドラムもやたらと上手いしカッコイイ。ミュージックビデオとしての完成度もさすが。さすが。歌詞についても、よくよく見てみると「わにさん」視点なんですよね…切ないかよ…
この曲って、わにさんとチーターさんの対比なんですよね。わにさんは仲間に入れてもらえなくて可哀想すぎるんだけど、チーターさんはかけっこじゃ負けないっていう自負があって仲間に入れてもらうことに拘らないしちっとも寂しそうじゃない。
何が言いたいかって言うと、わたしはチーターさんになりたいです。
32.tofubeats / 水星 feat.オノマトペ大臣
ひたすらいろんなfeat.の「水星」1曲だけが繰り返されるtofubeatsのアルバム(2012年)があるのですが、これが本当に楽しませてくれる。
今年、「打上花火」でDAOKOを知り、DAOKOがfeat.で参加している水星を知り、feat.オノマトペ大臣を知った流れです。このアレンジが一番優しくてゆるくて好み。個人的にはボカロ好きだということもあり、ケロケロ系ボーカルエフェクトが耳に心地よいんですよね。イントロの音の「ゆらぎ」が優しい1曲。
遠い星から ミサイルが来るそうだ
これも2015年の曲なんですが、今更ハマって聴いてました。相対性理論は中学生のころから大好き。夏の儚さ、切なさ、しゅわしゅわ消えていきそうな淡い心。どこか懐かしくて、でも新しいサウンドが好きです。
クリームソーダが飲みたくなる…。
34.神様、僕は気づいてしまった / CQCQ
このバンドのボーカルなのではという疑惑が持たれている人(婉曲)、ないしそのボーカルが生まれた背景に存在するニコニコ動画の「歌ってみた」文化が前から好きでした。ニコニコ界隈で活躍していた人たちが覆面のままドラマ主題歌をもぎとるというメジャーデビューの可能性があったのか…米津とはまた別のパターンを開拓したな…と面白く観測していたのですが…
曲かっけぇ…
に、すべてを持っていかれた。
1stミニアルバムはどの曲も、ニコニコ動画でかつてボカロ曲として展開されてきた世界観をリアルバンドで引き継いだ曲…って感じでとても良かったです。ルサンチマン、劣等感、人生への不安。やっぱり、んん〜neruさん…(ハウトゥー世界征服)って思うし…あとamazarashiが好きな人は多分このバンドも好きかな、と思います。
35.クラムボン / Sooo,Quiet
これまた2010年と少し前の曲なのですが、10月以降ずっと聴いていた曲です。
初めての学会発表前夜、名古屋のホテルで緊張のあまり眠れず、体調も最悪でどうしようかと思っていたときにしゅがー姉さんに教えてもらった曲。この曲をゆったり聞きながら眠ることができた夜だった。
歌詞が大好きです。こういう距離感、空気感、関係性、すごく素敵だと思う。
見ない聞かない話さない
心の静寂を守る戦い
遠くにいながら届くテレパシー
喋らなくても募るシンパシー
36.小沢健二 / 流動体について
2017年、たくさんオザケンが聞けて幸せでした。昔のオザケンの曲(物心付く前…)も好きなのですが、「流動体について」2017年に聴けて本当にありがとう…という感じです。フクロウの声が聞こえるも大好き。セカオワとコラボしたと聞いたときの衝撃は半端じゃなかった…あと満島ひかりと一緒に歌うラブリーはたまらなく最高ですね。満島ひかりとオザケンの声合いすぎ問題が深刻。幸せな気持ちでいっぱいになる…
2018年もオザケンの新曲出ないかな〜。面白いコラボもまた聴けたら嬉しいな。
37.EXILE TRIBE / HIGHER GROUND feat. Dimitri Vegas & Like Mike
ハイロ〜!!!!!!!
ハイローにハマり始めた頃は中の人に全然興味がなくて、誰がどのグループの本名なんていう人なのか全然わからなかったのですが、最近世界の解像度が上がってきてしまったせいで…個人の識別が…だいぶつくようになったんですよね…
そうした後にこのPVを見て気がつく、ちょっと正気じゃない感じの豪華さ。えっまじでこんなに大勢集めて大丈夫…?なんか撮影地で天変地異とか起きたりしない???って本気で心配になる豪華メンツ…
ハイローザライブはかっこよすぎて目眩がして死んだので、2018年はE-girls目指して生きていくことにします。(?)
というわけで!この曲が!大トリです!!!!
以上37曲、個人的に2017年たくさん聴いていたアツい曲たちでした!
みなさんの気に入る曲が1曲でも見つかりますように〜★
※気が向いたらボカロ・洋楽編をやります。
勝手に紅白歌合戦2017、その3
Latte's select 勝手に紅白歌合戦!
その3、はじまるよ!
(過去記事)
21.神聖かまってちゃん / 夕暮れの鳥
あの、わたし、進撃の巨人は見てないんですけど
神聖かまってちゃん…特にの子…何があった…?!どうした…?!これほんとにかまってちゃんの曲なのか…?!って思わざるをえない一曲。友達なんていらない死ねって言ってた頃のかまってちゃんはどこへ?丸くなった??みたいな。
でもライブ版聞いたらちゃんとの子がの子で安心しました。新たな才能が開花したんだろうか。この曲は歌詞もメロディラインも大好きです。こういう曲もできる人たちだったのか…って衝撃が大きすぎた一曲。
22.Aimer / ONE
2017年、(多分)唯一行ったアーティストのライブがAimerでした。Aimerとの出会いは野田洋次郎楽曲提供の蝶々結び。そこからアルバムdaydreamを延々リピートするようになり、そしてついにライブにも遊びにいけちゃいました。
ライブで一番楽しかったのがONEだったので今回セレクト。若い女性が励まされる曲って感じ。それにしてもAimerめちゃくちゃ可愛くて妖精の仲間か?と思ったんですが、カタオモイの可愛さが特に突き抜けていました。お声が本当に美しかった。
23.D.A.N. / SSWB
なんかSuchmosがCMでブレイクした時あたりから、こういうシティポップ系クラブサウンドがアツくなってきてますよね。
この曲をチョイスしたのは、音楽が最高にクールなのはもちろん、MVを観てほしいんです。MVっていう形で人間の愛憎、ずるさ、秘密をここまで描いてきたか!その時間実に8分!湾岸を舞台にした映像のエモーショナルさがたまらない。映画みたいです。ちょっと恋愛でドロドロしちゃうMightyって感じ(絶対各方面に殴り飛ばされる発言)
24.JAZZ DOMMUNISTERS / 革命 feat. I.C.I.
菊地成孔と大谷能生によるユニット、JAZZ DOMMUNISTERS。2枚のアルバムを延々と聞いていた1年でした。
これは2ndアルバムの曲なんですが、1stアルバムの音源の気持ちいいところをサンプリングしまくってるのが最高。冒頭からセクシー全開で脳が溶ける!
2ndアルバム視聴はJAZZ DOMMUNISTERS / 2nd Album「Cupid & Bataille, Dirty Microphone」ここから!まったく狂ったアルバムだぜ…個人的には「反対の賛成」がもうわけわかんなくて好きです。
11曲目「Riot In Chocolate Logos」は明治の「ちょっこれーと♪ちょっこれーと♪」のメロディーがパロディで使われているんだけど、実はこの曲だけちょっと辛くて聞けない。というのも、熱帯ジャズ楽団の故宮本大路氏を思い出してしまうんですよね。
25.WONK / Real Love feat. JUA & Shun Ishiwaka
いいから石若さんのドラムに酔いしれてくれ!!!!って感じの一曲。大音量で踊り狂いながら聞きたい…(石若さんはその2のラストで紹介したクラックラックスのドラムでもあります。あとアニメ「坂道のアポロン」で千のドラムを叩いてるのも石若さん。)
2017年の日本でこんな音楽を聞けるってまじ人生最高かよって思いません?
あとWONKは、セロニアス・モンク生誕100周年記念の曲Cyberspace Loveがクールすぎる。もう一回言うけど、これ日本の曲だよ?!
26.チャットモンチー / 風吹けば恋
チャットモンチー解散だってよ?!一つの時代の終わりって感じがしてショックなニュースでした。正直そこまでたくさん聴いていたわけではないんですが、「風吹けば恋」「シャングリラ」「染まるよ」あたりはもう、中高生で通ってきた王道感があるじゃないですか…青春の思い出の曲のバンドが解散するのってやっぱり、こう、ぐっときますよね。
27.BANKA / illion
トーキョーグールは見てないのですが(グロがほんとにだめなので)、タイアップでillionの新曲が出たのはとても嬉しかったです。
声で交わすよりも手を握る方が わかることがあるよ
だから僕らは その手を離すの お喋りが好きなの
この歌詞がたまらなく切なくて苦しくて好き。
いつだってつらいときは洋次郎に救われてきた人間なので、RADと同じ時代を生きれたことが今年もたまらなく嬉しいです。Human bloomのLIVE DVDは家宝!ハイパーベンチレーションのライブ盤が最高だった。
28.藤原さくら / 春の歌
3月のライオン映画前後編観に行きました。わたしの人生において大切な作品になった。原作のキャラクターたちが本当に「動いている」と思えた。特に香子。有村架純すごい…。
この曲のあったかさは、まさに零くんにとっての川本家!ですよね。本家からのアレンジがすばらしいと思う。映画館でこの曲がかかったときは泣きそうになった…
漫画の最新刊は香子がいちばん好きなわたしにはもう泣けて泣けてたまらない作品でしたので、まだ読んでない方はぜひ。おいついてね。
あと前編見たあとそういえばブログ書いてたんだった。後編のあと書かなかったんだな笑
29.MIGHTY WARRIORS / GOOD LIFE
ハイローの物語のなかの1チーム、MIGHTY WARRIORSの1曲。彼らは音楽とファッションで理想郷をつくっているんですよ〜!!(テンション高い声)
音楽番組で「それではMIGHTY WARRIORSのみなさん、よろしくお願いしまーす!」って紹介されたのはほんとに面白かったですね。次元を超越。その後ろで琥珀さんとコブラが本名出演でニコニココメントしていたのも面白かった。君たち因縁あるはずでしょ?!
ハイローは基本的に全キャラ役名で認識しているし呼んでいるんですが、ANARCHYだけは1回も9(役名:ナイン)って呼んだことがない。マイティーの曲は全部ちゃんと、9のリリックがANARCHYのリリックになってる!湾岸地区推しの人はANARCHYのアルバムを聞いてみるべし。「BLKFLG」の3曲目、HELLA RICH feat. CRAZYBOYは必聴!ふたりともすごく楽しそう。
第3弾はここまでっ!
勝手に紅白歌合戦2017、その2
Latte's select 勝手に紅白歌合戦!
今回は第二弾です。
第一弾は↓
それじゃあいってみよー!
10.JP THE WAVY / Cho Wavy De Gomenne Remix feat. SALU
SALU、二度目の登場。(あともう一回登場します…)
超海老でごめんね🍤が今年の個人的マイブームでした。海老🍤
この曲の替え歌がYoutubeにたくさん投稿されていて面白いんですよね。超セミでごめんねとか、超オタクでごめんねとか。
このパーカーに袖通さないでスヌーピーのTシャツ見せるスタイル、どうやら撮影時暑くてこうなったらしいんですが、このスタイルをどうしてここまでカッコよく着こなせているのかが不思議で仕方ない。待ちゆく人がこの格好してたら絶対二度見する。まさに「今まで見たことないこのタイプ」なんだよなぁ…
第一弾のRGTOのSALUと、このSALUと、このあと出てくるSALUが全然別人に見えるのがすごい。
11.さユり / 平行線
クズの本懐、アニメ版で見ていたんですが、めちゃくちゃ良かったです。個人的には、クズしかいない中でただただピュアでいい人な「お兄ちゃん」が好きでした。
さユりとの出会いは野田洋次郎楽曲提供のフラレガイガールでした。(Youtubeのフラレガイガール、最後がカットされているんですが、物語全体の「オチ」とも言えるラスサビが一番カッコイイのでぜひフルで聴いてほしいです。起承転まで聴いて結を知らないの勿体なさすぎるから!!)
さユりは、切なくて苦しいけれど強い女の子って感じの曲がめちゃくちゃ似合う。ブレスの音で魅せるアーティストですよね。平行線もフラレガイガールも入ってる1stアルバム、「ミカヅキの航海」最高でした。
12.King Gnu / Vinyl
米津玄師がラジオで「King Gnuカッコイイ、あと常田大希ってやつが飲み友達で一緒に曲作った!」みたいなこと言ってて、ん…?この曲聴いたことある…なぜ…?と思ったらKing Gnuの前身のSrv.Vinciのアルバムを弟が持ってました。
Vinyl、エロカッコイイの極み。ギターのリフが最高of最高。ちなみにSrv.Vinci版は歌詞がちょっと違うのですが、もっと音のつくりがシンプルな分、変態ベースが映えててまた別の良さが炸裂しています。
このアルバムの曲ではVinylの次点で「破裂」が好きです。
13.MONDO GROSSO / ラビリンス
えええええ!なんですかこの満島ひかりの美しさ…映像の美しさ…!香港旅行のPRでしょうか…Siaのとか、サイダーガールのみたいな、カメラ長回しの一発撮りでずっと女の子が踊ってるMVが大好きなんですよね。あとボカロ曲ですが九龍レトロを愛しているわたしにこのMVは無敵だった。
今年のNo.1ドラマはもちろん「カルテット」一択でした。満島ひかりの自由奔放で少しミステリアスな空気感に虜になって目が離せない。満島ひかりソロ名義の群青も最高でした。2018年も、歌手とか女優とかの枠組みを超えた、いろんな表現を見てみたい。楽しみです。
椎名林檎嬢によるカルテットの公式二次創作!!!!
この曲を聴きながら歩きたい、という理由だけで銀座に行きました。オープン直後、かつGWの銀座SIXは混みすぎてて何も見れなかったけれど…
椎名林檎は、「東京」に生きる椎名林檎、というセルフプロデュースが神がかってるなぁと思う。この曲も女の子は誰でもを彷彿とさせる。ジャジーなテイストに綺羅びやかなショー。札幌で生まれ育ったわたしに、「東京」という夢を見させてくれる存在。
カルテットドーナツホールの4人もまた、「東京」という夢をみていたのかなぁ。
15.Doughnuts Hole / おとなの掟
本物の紅白歌合戦に出てほしい。カルテットドーナツホール、として。あまちゃん第157回のように。物語を超越した存在になってほしい…
このEDをみて、カメラを覗き込む高橋一生はあまりにもやばいな…と思ってたら12月、映画「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY」のカイトで120%魅せていただきました。本当にありがとうございました。はい!右下!どん!
神山六人氏と、「おとなの掟」歌詞読解をしたことがありました。まずこの曲の歌詞、文字数がピタッ!!!!と揃っているのが狂気的。
「好きです」「ありがとう」「冗談だよ」SAJの三段活用みたいに、「好き」とか「嫌い」とか「欲しい」とか白黒つけることを口走るのは「滅びの呪文」にしかならないから、「グレー」で生きていくんですね。片思いの矢印が交わらず、「ドーナツ」型の円環を形成してしまうこの4人は。そのドーナツホールの外側にいるのがありすちゃんなんですよね。
この「ドーナツ」型のモチーフとか、他にも色々視覚的な仕掛けや伏線が仕込まれているカルテット、本当に大好きです。出会えてよかった。これからも布教し続けていくよ!
16.鏡面の波 / YURiKA
宝石の国、まだ終わっていませんが。第1話からオープニングに衝撃をうけて最初本編が頭に入ってこなかった。冒頭のピアノの拍子何…?と思ってたら、フォスフォフィライトの硬度3.5×2拍子らしいという記事を発見して鳥肌が止まりませんでした。照井順政氏、何者だ…?!と思ってググってヒットしたのを片っ端から聞きましたよね…
今年はアニメや映画から良曲に出会って、その曲のクリエイターつながりでさらに良曲に出会って…というのが多かった気がする。2018年も多方面にアンテナを立てていきたい!
17.SALU / 夜に失くす feat. ゆるふわギャング
できるだけアーティスト被りは排除したのに、SALU、なぜか3回目の登場。それくらい2017年にインパクトがデカかったアーティストでした。アルバム「INDIGO」最高でした。2018年もSALUくんには頑張ってほしい。というと「ハッ?お前が頑張れエセ評論家」って言われるのでやめときます。が、札幌出身のアーティストっていうのが!うれしい!応援しています!!
面白いコラボですよねこの曲。夜、この曲を聞きながら散歩するのいいですよ。まず、「ゆるふわギャング」って名前がいい。最高。それに、曲を聞いたら本当に「ゆるふわ」な「ギャング」なのでさらに最高。にゃんこスター同様、この2人は本物のカップルらしいですね。ゆるーーーい曲に、放送禁止用語連発のパンチあるリリックを繰り出しまくるの、ほんと好きです。Dippin' Shakeをまずは聴いてみてほしい。まさにゆるふわでギャングです。言ってる意味が分かると思う。
18.DAOKO×米津玄師 / 打上花火
言わずと知れた2017年のヒット曲。
某花火大会、打ち上がる花火のバックにこの曲がかかる演出はニクかった。
映画も賛否両論ありましたが、わたしは好きでした。
19.indigo la End / 夏夜のマジック
今年の曲じゃないですが、教えてもらったのが今年なので。夏の間、ずっと聴いてました。えのんくん、こんなエモエモな曲書けちゃう人だもんね…なんかもうプライベートはどうでもいいし騒ぐ気もないので、これからもエモエモな曲を作り続けてくださいお願いします…という気持ち。
先日リリースされた冬夜のマジックも、切なくて苦しくなる系エモーショナル冬ソングだったので、合わせてぜひ。
20.CRCK/LCKS / 傀儡
Youtubeにないし、この視聴じゃ一番ウォッってなるところのほんっと直前で切れてるし、この曲の素晴らしさを伝える方法がないことに動揺を隠せない。聴きたい人!なんならわたしが250円払うから!聴いて!お願い!!っていう曲です。
クラクラは『パパパ!』MV CRCK/LCKS(クラックラックス)こんな感じの超実力派しかいないバンドなんですが、このボーカル小田朋美さんが「好き」って多分50回くらい言う曲です。えっまだ言うの??そんなに言うの???ってくらい「好き」って言います。50回、全然盛ってない。ほんとにめっちゃ言う。
その「好き」の表情が一つ一つ全然違うんですよね。切ない「好き」だったり、愛に溢れた「好き」だったり、声を絞り出すような「好き」、優しい「好き」、苦しい「好き」。
2017年、Youtubeにないけど聴いてほしいランキング1位。あなたもこの曲が、好きになるはず。
第二弾はここまで。
勝手に紅白歌合戦2017、その1
2017年が終わる。
個人的にも、人生の転機になるような年だった。
たくさんの出会いがあった。
たくさんの物語に触れた。
たくさんの音楽を聴いた。
やはり、わたしの人生から音楽は切り離せないのだということを強く意識した1年でもあった。
2017年、わたしが何度もリピートして聴いていた最高の曲がある。
Latte's select、勝手に紅白歌合戦2017
はじまるよ!!
※「2017年わたしがたくさん聴いていた曲」に少々のコメントを添えてリストアップする遊びです。できるだけ除外しましたが、若干のアーティスト被りもあります。2017年リリースではない曲も含みます。和田◯キ子もあの鐘たくさん鳴らしてたし、いいよね?
1.欅坂46 / 風に吹かれても
今年も欅坂46がアツかった。
欅坂46については、わたしは物語性に萌えているのだと自己認識している。
センター平手友梨奈は、「不協和音」で「僕は嫌だ!」と叫び続けるうちに社会への反抗そのものを内在化した概念となった。言うならば一曲の歌詞でしかない叫びが、彼女を内側から破壊しかけていた。まさに「憑依」。そんな平手を救うには、「平手を救う曲」を平手自身が演じる必要があった。
そうして生まれた、「風に吹かれても」とカップリングの「避雷針」。
アレコレと考えても
なるようにしかならないし…
あてがきの天才秋元康による、平手への、そして平手を支えていくことを決心した欅坂46のメンバーへのメッセージなのではないかと解釈している。
1stアルバム表題曲である「エキセントリック」と、5thカップリングの「避雷針」の歌詞比較、けやき坂46って実質長渕剛だよねみたいな話もしたいけど、それはまた別の機会に。
2018年、欅坂のさらなる成長と進化を楽しみにしています。てちの笑顔が見たいなぁ。
2.DOBERMAN INFINITY / JUMP AROUND ∞
今年ハマったものの筆頭、「HiGH & LOW」シリーズ。この曲はわたしの「推し」、村山さんが番長の鬼邪高校(これでおやこうこうって読むんだぜ!)のテーマソング(各チームにご丁寧にテーマソングがあるんだぜ!)である。
気がついたら鬼邪高校の女になり、気がついたら山田裕貴の写真集を買い、気がついたら闇金ドッグスやらゴーカイジャーやらを観ていたわたしにとってこの曲は国歌だ。聖歌だ。じゃぱらんだ。
鬼邪高校の何が好きか。一言では語りきれないのでキーワードを羅列すると、
- LDHの映画なのにLDHがいない。そもそも咬ませ犬だし、派手に負ける。
- 負けて、悩み、「拳一つで成り上がる」から「仲間と同じ景色を見たい」に。
- モラトリアム。いくら高校の看板を守ったとて、いずれ卒業があるエモさ。
村山さん、イトカンでこの曲をかけて、この曲かっこいいんだよー!じゃんぷ!じゃんぷ!って言いながらピョンピョンしていてほしい。そしてコブラに「うるせえ村山!」って雑に怒られてほしい。
3.ポルカドットスティングレイ / テレキャスター・ストライプ
ポルカドットスティングレイ、MVといい歌い方といいボーカルの色気が止まらないですよね。このMVに関しては、とりあえず騙されたと思って2:24まで見てください。眼鏡外してからの笑顔もキュート。
個人的にイントロのギターのリフがどツボ。2番の入りの「麻薬」が最高。2017年リリースの曲も好きなんですが、やっぱりテレキャスターストライプに戻ってきてしまう。来年も新曲が楽しみです。
4.Creepy nuts / 助演男優賞
Creepy nuts、2017年メジャーデビューしましたね。「メジャーデビュー指南」のMVは本当に意味がわからなさすぎて爆笑した。メジャーの潤沢な予算を使って何をしているんだ一体…
この曲は個人的2017年の好きなMVランキング2位です。「踊ってみた」投稿したくなるよね。まだ見ていない人はまずは1度MV見てください。
来年以降、Creepy nutsのライブに行ってみたい。R-指定がめちゃくちゃ盛り上げ上手との噂、この目でこの身で体感したい…!
「助演男優賞」のミニアルバムは「どっち」がとても好きです。ドンキにビレバン!ドンキにビレバン!
5.坂道AKB / 誰のことを一番 愛してる?
ダンサーを集めて「踊ってみた」をやりたいランキング1位。
錚々たるメンバーの中でとんでもない眼光を放つ平手の印象が目を焼き付ける。曲も、流行りのエレクトロニックなテイストが入っててカッコいい。それに、衣装がいいですよね。AKBグループはふわっとした短いスカート、乃木坂は清楚な白襟、欅はサイマジョ型ワンピース。ちゃんと各グループの個性が反映されていて、プリズムのようにキラキラと輝いていて。
欅共和国で欅坂46がカバーしたときに、にじかがフロントにいたのがアツかったですね。(この時の動画見返して、てちが笑顔で泣きそうになる)
6.SOIL&"PIMP"SESSIONS feat. Yojiro Noda / ユメマカセ
我が愛する野田洋次郎、今年はいろんなコラボがあって楽しかったです。
こんなエモーショナルでジャジーな音階でゆるーく歌ってくれるの、たまらないですね。改めて洋次郎の音楽性の幅広さと才能のとんでもなさを感じさせられる。RADWIMPSのゴリッゴリロックバンドサウンドも好きだし、味噌汁'sのふざけ倒した感じも愛しいし、illionの「音楽で遊んでいる」感じ、実験している感じも狂おしいほど好きなんですが、そのどれとも違う「Yojiro Noda」に出会えた一曲だった。
桑田佳祐とかJUJUみたいに、JAZZスタンダードをカバーしたアルバムとか出してほしい。
7.あいみょん / 愛を伝えたいだとか
野田洋次郎に「あいみょんみたいな名前でデビューしたかった…」と言わしめた、あいみょん。(その後のだみょんとか言われてましたね)
狭い部屋のなかで、どれだけの表現ができるか。狂気じみてるのになんだかスカッとするMV、たまらないです。サウンドもアングラ的かつジャジーで、尖った感性が煌めく感じがとても好きで鬼リピートしていた。精神がロック。あいみょんの曲は君はロックを聴かないも好きですが、
結局のところ君はさ
どうしたいの?
まじで僕に愛される気あんの?
が、あまりにも心に刺さったのでこっちをセレクト。よく聞くとこの曲、男性視点なんですよね。あいみょんの声とMVが強烈すぎて忘れる。
8.AKLO feat. SALU, H.TEFLON & K DUB SHINE / RGTO
2014年の曲なんですが、弟に教えてもらって知ったのが今年だったので。
ていうか今見返してて気づいたんですが、
めっちゃ鬼邪高校じゃん。
えっ…
めっちゃ鬼邪高校じゃん…
AKLOとSALU、完全に村山と轟じゃん…実質ハイローシーズン2の8話じゃん…
完全に語彙を失ったのですが、この曲によって「タイカレー」「エッ恋愛?ケイケンホウフー」「武器として出てくる定規」がマイブームになりました。
9.CHAI / N.E.O.
2017年、「カワイイ」という言葉の概念が覆された。そう、今年、日本は「NEOカワイイ」の時代に突入したのだ。
コンプレックスは、愛すべきもの。そのままのあなたで素敵。その言葉にここまで説得力を持たせることができた人が、彼女たち以外にいただろうか。CHAIの4人は本当にカワイイ。そしてカッコイイ。彼女たちの発信する音楽に救われる人がどれだけいるんだろう…曲が好きとかアーティストが好きとかを通り越して、尊敬している。
ちなみにMVが一番好きなのはsayonara complexです。いろんな固定観念とか常識とかから自由に生きるって、こういうことなのかな、と。
第一弾はここまで。
不器用
自分の心の機微を文章化することもままならないくらいには忙しい半年だった。
大学院修士1年の前期が終わった。これで4分の1か。
こんな4分の1が4回あって,1になって,終わっていくのだろうか。
そんなの慌ただしすぎてごめんだ,と思うくらいには忙しい半年だった。
わたしは不器用だ。
生きるのが下手で,なおかつ変な方向に捻れている。
でも,その下手さと不器用さをそこそこカバーできる程度には適応的に生きている自負もある。
果たして一体,幸か不幸か,わからないけれど。
今日,久しぶりに呼吸ができた。ああ生きてるって思えた。
深く暗い海の底から浮上して,ふっと水面に顔を出したような。
久しぶりの水面が眩しくて,わたしはあぶくみたいな言葉を書き留める。
わたしはわたしの生きる場所がわからない。
ひろい「世間」の地図を広げて,そのどこに現在地のピンが刺せるか。
ばかみたいにひろい海に目印なんてありはしないし,グーグルマップは何も教えてくれない。
それに加えて,現実はもっと多次元だ。
現在地も分からなければ,過去も,未来も,分かりやしない。
きっと,世の中と自分がつながっている実感がある人は強い。
元々曖昧だったつながりを見失ってふらふらしていたら,海に投げ出されてしまった。
でも,わたし,息ができたよ。
少し時間はかかったけれど。
これからも相変わらずわたしは不器用で,流されるがままに揺蕩って,どことも分からない場所に意図のない旅をするんだと思う。
だから今は,深呼吸して,思う存分酸素を吸うよ。
そして周りを見渡して,おんなじような旅をしている人を見つけるんだ。
しばらくしたらまた海に潜ろう。
グーグルマップにはまだ描かれていない世界を探して。
4分の1が2分の1になるとき,わたしはどこにいるんだろう。
色づく
いつぶりだろう。
私の世界に,言葉と音楽が戻ってきた。
はじめましてと,おかえりなさいの混じり合った4月。
新しい日々が始まった。
新しい肩書を得て,新しい仲間と出会い,新しい場所に根を張った。
ずっと,守られた居場所を求めて漂い続けていたのかもしれない。
自分だけの机を手に入れ,真っ先に本を並べた。
何度も読んだ大好きな本。
いつか読もうと買っておいた本。
大好きな先生にもらった本。
憧れの先輩に借りた本。
私のよき理解者が勧めてくれた本。
勇気を出して買った本に,衝動買いした本。
一冊一冊,いろんな思いが詰まった本を,黙って並べた。
本棚には「その人」自身がよく出るものだ,と思っている。
私は,私という存在を構成するものを躊躇うことなく並べられる場所を得た。
これ以上に幸せなことがあろうか。
熱い珈琲を淹れて,チョコレートを齧りながら,来る日も来る日も偉大なる先達の言葉に向き合い,沈思し,こころの奥深くの景色をそっと覗く。
ふと目を上げると,窓の外では新芽が伸びている。
春だ。
今年に入ってからずっと,おそろしく本が読めなかった。
どういうわけか文字情報が頭の中に入っていかず,そもそもページをめくる気も起きなかった。
今はきっと本を読むべき時ではないのだ,と自分に言い聞かせていたのだが,その予感はあながち間違いではなかったようだ。
ここ1ヶ月で少しずつ,人の言葉を正面から受け止めたり,自分の言葉を生み出したりできるようになっていった。そんな気がする。
それは心のゆとりゆえなのだろうか,それとも環境が整備されたからなのだろうか。
いずれにしろ。
おかえり,言葉たち。
いつだって言葉は,完全にこころを映せない。だからこそ,紆余曲折も含めて愛すべきものなのかもしれない。
ここ最近,どこに行くにしても何をするにしてもイヤホンが手放せなくなった。
ほぼ空っぽだったスマホのミュージックアプリに,たくさん音楽を詰め込んだ。意外に思われるかもしれないが,こうやって音楽を持ち歩くのはおそらく中学生ぶりだ。
私にとって音楽は,「守られた居場所」から最も遠い場所に位置していた。
自分の中の一番見たくないところに直面せざるを得ない,神聖で,畏怖すべき,悪魔的存在。
ぐちゃぐちゃになったプライドや自尊心の残骸の上に仁王立ちして笑っているような。
嫌いになったわけじゃなかった。
ただ,弱虫でボロボロでダメな自分を見たくなかっただけ。
春,新しい季節。
4月は新しいはじまりに溢れている。
私もそうして,生まれ変われたのだろう。
おかえり,音楽。
大好きな曲たちが,私の毎日を彩っていく。純粋に愛してみてもいいと思えた。
まっすぐな道を歩く,2年間が始まった。
自由を手にした僕らはグレー,だけれど,白黒つけられない混沌とした毎日を少しでも彩って,縁どって,生きていこう。
やっぱり,春が好きだ。
少しずつ,世界が色づいていく。