意識と無意識のはざま

綺麗じゃなくても言葉を紡ぐ

新学期から使用する教科書について,講座の教授からメールが届いた。

かなり分厚くてなかなかに高価な専門書だ。

「購入して読んでおいてくださいね」の一文に身が引き締まる。

そうだ,自分で選んだ道だ。前に進まなきゃならないのだ。前に,前に。

 

 

つれづれなるままに「さよなら」について書きなぐって,数日経って。

人間はかくも移り気なものか,と嬉しいような悲しいような気分にもなるが,心境はもうすでに変化してきている。

 

「さよなら」なんて無理して言わなくていいと思った。

またいつか会える日を楽しみに生きてみるのも悪くないと思った。

あの日若かったねって,ちょっとは大人になれたかなって,たまに思い出して笑い合うくらいがちょうどいいのかもしれない。

 

相変わらずわたしの「さよなら」は不器用なままだけど,そう思って生きていくことにした。

いや,そう思わないと生きていけない,ということかもしれないけれど。

それでいいや。

 

さよならかさよならじゃないかなんて白黒つけなくても,グレーでいいんだって。

白黒つけたら,滅びちゃうから。*1

 

  

北海道も少しずつ雪が融け,街が色づいてくる。

悲喜こもごも積もり積もったいろんな感情を否が応でも融かして彩りを与えてくれる,そんな季節が,やっぱり好きなのかもしれない。

 

新しいコート,買いに行こうかな。

 

 

今年も春がやってくる。

 

  

youtu.be

 

*1:ご覧の通り,カルテット構文を随所に散りばめないと文章がかけないタイプの呪いにかかっています。最終回ですね。