意識と無意識のはざま

綺麗じゃなくても言葉を紡ぐ

勝手に紅白歌合戦2017、その1

2017年が終わる。

個人的にも、人生の転機になるような年だった。

たくさんの出会いがあった。

たくさんの物語に触れた。

たくさんの音楽を聴いた。

 

やはり、わたしの人生から音楽は切り離せないのだということを強く意識した1年でもあった。

 

2017年、わたしが何度もリピートして聴いていた最高の曲がある。

 

Latte's select、勝手に白歌合戦2017

はじまるよ!!

 

※「2017年わたしがたくさん聴いていた曲」に少々のコメントを添えてリストアップする遊びです。できるだけ除外しましたが、若干のアーティスト被りもあります。2017年リリースではない曲も含みます。和田◯キ子もあの鐘たくさん鳴らしてたし、いいよね?

 

 

1.欅坂46 / 風に吹かれても

 

今年も欅坂46がアツかった。

欅坂46については、わたしは物語性に萌えているのだと自己認識している。

センター平手友梨奈は、「不協和音」で「僕は嫌だ!」と叫び続けるうちに社会への反抗そのものを内在化した概念となった。言うならば一曲の歌詞でしかない叫びが、彼女を内側から破壊しかけていた。まさに「憑依」。そんな平手を救うには、「平手を救う曲」を平手自身が演じる必要があった。

そうして生まれた、「風に吹かれても」とカップリングの「避雷針」。

アレコレと考えても

なるようにしかならないし… 

あてがきの天才秋元康による、平手への、そして平手を支えていくことを決心した欅坂46のメンバーへのメッセージなのではないかと解釈している。

1stアルバム表題曲である「エキセントリック」と、5thカップリングの「避雷針」の歌詞比較、けやき坂46って実質長渕剛だよねみたいな話もしたいけど、それはまた別の機会に。

2018年、欅坂のさらなる成長と進化を楽しみにしています。てちの笑顔が見たいなぁ。

 

 

2.DOBERMAN INFINITY / JUMP AROUND ∞


今年ハマったものの筆頭、「HiGH & LOW」シリーズ。この曲はわたしの「推し」、村山さんが番長の鬼邪高校(これでおやこうこうって読むんだぜ!)のテーマソング(各チームにご丁寧にテーマソングがあるんだぜ!)である。

気がついたら鬼邪高校の女になり、気がついたら山田裕貴の写真集を買い、気がついたら闇金ドッグスやらゴーカイジャーやらを観ていたわたしにとってこの曲は国歌だ。聖歌だ。じゃぱらんだ。

鬼邪高校の何が好きか。一言では語りきれないのでキーワードを羅列すると、

  • LDHの映画なのにLDHがいない。そもそも咬ませ犬だし、派手に負ける。
  • 負けて、悩み、「拳一つで成り上がる」から「仲間と同じ景色を見たい」に。
  • モラトリアム。いくら高校の看板を守ったとて、いずれ卒業があるエモさ。

村山さん、イトカンでこの曲をかけて、この曲かっこいいんだよー!じゃんぷ!じゃんぷ!って言いながらピョンピョンしていてほしい。そしてコブラに「うるせえ村山!」って雑に怒られてほしい。

 

 

3.ポルカドットスティングレイ / テレキャスター・ストライプ

 

ポルカドットスティングレイ、MVといい歌い方といいボーカルの色気が止まらないですよね。このMVに関しては、とりあえず騙されたと思って2:24まで見てください。眼鏡外してからの笑顔もキュート。

個人的にイントロのギターのリフがどツボ。2番の入りの「麻薬」が最高。2017年リリースの曲も好きなんですが、やっぱりテレキャスターストライプに戻ってきてしまう。来年も新曲が楽しみです。

 

 

4.Creepy nuts / 助演男優賞


Creepy nuts、2017年メジャーデビューしましたね。「メジャーデビュー指南」のMVは本当に意味がわからなさすぎて爆笑した。メジャーの潤沢な予算を使って何をしているんだ一体…

この曲は個人的2017年の好きなMVランキング2位です。「踊ってみた」投稿したくなるよね。まだ見ていない人はまずは1度MV見てください。

来年以降、Creepy nutsのライブに行ってみたい。R-指定がめちゃくちゃ盛り上げ上手との噂、この目でこの身で体感したい…!

助演男優賞」のミニアルバムは「どっち」がとても好きです。ドンキにビレバン!ドンキにビレバン

 

 

5.坂道AKB / 誰のことを一番 愛してる?

 

ダンサーを集めて「踊ってみた」をやりたいランキング1位。

錚々たるメンバーの中でとんでもない眼光を放つ平手の印象が目を焼き付ける。曲も、流行りのエレクトロニックなテイストが入っててカッコいい。それに、衣装がいいですよね。AKBグループはふわっとした短いスカート、乃木坂は清楚な白襟、欅はサイマジョ型ワンピース。ちゃんと各グループの個性が反映されていて、プリズムのようにキラキラと輝いていて。

欅共和国欅坂46がカバーしたときに、にじかがフロントにいたのがアツかったですね。(この時の動画見返して、てちが笑顔で泣きそうになる)

 

 

6.SOIL&"PIMP"SESSIONS feat. Yojiro Noda / ユメマカセ


我が愛する野田洋次郎、今年はいろんなコラボがあって楽しかったです。

こんなエモーショナルでジャジーな音階でゆるーく歌ってくれるの、たまらないですね。改めて洋次郎の音楽性の幅広さと才能のとんでもなさを感じさせられる。RADWIMPSのゴリッゴリロックバンドサウンドも好きだし、味噌汁'sのふざけ倒した感じも愛しいし、illionの「音楽で遊んでいる」感じ、実験している感じも狂おしいほど好きなんですが、そのどれとも違う「Yojiro Noda」に出会えた一曲だった。

桑田佳祐とかJUJUみたいに、JAZZスタンダードをカバーしたアルバムとか出してほしい。

 

 

7.あいみょん / 愛を伝えたいだとか

 

野田洋次郎に「あいみょんみたいな名前でデビューしたかった…」と言わしめた、あいみょん。(その後のだみょんとか言われてましたね)

狭い部屋のなかで、どれだけの表現ができるか。狂気じみてるのになんだかスカッとするMV、たまらないです。サウンドもアングラ的かつジャジーで、尖った感性が煌めく感じがとても好きで鬼リピートしていた。精神がロック。あいみょんの曲は君はロックを聴かないも好きですが、

結局のところ君はさ

どうしたいの?

まじで僕に愛される気あんの?

が、あまりにも心に刺さったのでこっちをセレクト。よく聞くとこの曲、男性視点なんですよね。あいみょんの声とMVが強烈すぎて忘れる。

 

 

8.AKLO feat. SALU, H.TEFLON & K DUB SHINE / RGTO


2014年の曲なんですが、弟に教えてもらって知ったのが今年だったので。

ていうか今見返してて気づいたんですが、

めっちゃ鬼邪高校じゃん。

えっ…

 

めっちゃ鬼邪高校じゃん…

AKLOSALU、完全に村山と轟じゃん…実質ハイローシーズン2の8話じゃん…

 

完全に語彙を失ったのですが、この曲によって「タイカレー」「エッ恋愛?ケイケンホウフー」「武器として出てくる定規」がマイブームになりました。

 

 

9.CHAI / N.E.O.

 

2017年、「カワイイ」という言葉の概念が覆された。そう、今年、日本は「NEOカワイイ」の時代に突入したのだ。

コンプレックスは、愛すべきもの。そのままのあなたで素敵。その言葉にここまで説得力を持たせることができた人が、彼女たち以外にいただろうか。CHAIの4人は本当にカワイイ。そしてカッコイイ。彼女たちの発信する音楽に救われる人がどれだけいるんだろう…曲が好きとかアーティストが好きとかを通り越して、尊敬している。

ちなみにMVが一番好きなのはsayonara complexです。いろんな固定観念とか常識とかから自由に生きるって、こういうことなのかな、と。

 

 

第一弾はここまで。